

貞操観念という言葉をご存知でしょうか。日常生活の中ではあまり耳にすることがない言葉かもしれませんが、貞操とは操(みさお)=自分の純潔や気高さを守ることを意味し、転じて現代では、貞操観念は決まったパートナーや結婚相手以外に身体を許さない(操を守る)ことを意味します。
貞操観念が低い女性は、求められれば応じてしまうので、結果的に沢山の男性と体の関係を持つことが多いです。そのため『貞操観念が低そうな女性』は、遊び相手を探す男性から一時の相手として求められてしまうこともあります。
男性からは何かあったら簡単に浮気されてしまう気もするので、貞操観念が低いと恋愛対象に見られなくなってしまうことがあります。「もしかしたら、軽い女かも」「ガードが緩い女性だな」と思われてしまうことは、あまり得とは言えません。
では、男性から貞操観念が低いと思われないようにするには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。
この記事では、貞操観念が低いと思われてしまう女性の特徴や、貞操観念の無い軽い女と思われないための方法を紹介していきます。実際は貞操観念が緩いわけではないのに、そう誤解されて恋愛対象から外されてしまうようなことが無いよう、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
貞操観念が低いとは?

貞操観念が低いとは、いったいどういうことなのでしょうか? そもそも貞操とはどの様な意味なのかを確認した上で、貞操観念が低い、いわゆるビッチとはどの様な女性を指すのかを見ていきましょう。
また、反対に貞操観念がしっかりした身持ちの固い女性についても紹介します。
貞操とは?その意味は?
「貞操観念」の中には「操(みさお)」という言葉がありますが、これは不変の美や気高さを表す言葉です。「貞操」とは、「操を守る」、つまり、自らの美しさや気高さを守り抜くことを意味します。
つまり、本来の意味の貞操観念とは自らの美しさや気高さをどう守るかということを示しており、異性関係に限った話ではなく、女性としての生き方に関する考え方なのです。
ただし現代では、異性関係について純潔を守ろうとする考えについて指すことがほとんどになっています。とはいえ、単に外見を美しく着飾るのではなく、内面の美しさを保つことはいつの時代でも女性としての価値を高めるために大事なことといえるでしょう。
ガードが緩い女とは?ビッチとは?

ガードが緩い女とは、男性の甘い言葉を簡単に信じ込み、求められるままに体の関係を持ってしまう女性のことを言います。
一方でビッチは、元々は英語のスラングで「雌犬」「イヤな女」という意味を持ちますが、日本では見境なく男性を誘惑し、体の関係を持つ女性を指すことが多い言葉です。ビッチは日本語では『尻軽女』と表現されますが、省略して『軽い女』と言われることもあります。
受動的か能動的かで微妙なニュアンスの違いはありますが、どれも『不特定多数の男性と性的関係を持つことに抵抗が少ない』という共通点があり、貞操観念が低い女性と言えるでしょう。
女性がパートナーに他の女性と体の関係を持ってほしくないと思うように、男性も彼女には自分一筋でいてもらいたいと願う人が大半です。恋人がいるときはもちろん、恋人がいない期間であっても、「誘われたら簡単に体を許す女性」はパートナーにするのに不安を感じるのは自然なことです。
このことから、ガードの緩い女や軽い女性(ビッチ)は、パートナーや結婚相手としては選ばれにくい傾向があります。
身持ちが堅いとは?
『貞操観念が低い』の反対の言葉として、『身持ちが堅い』という言葉があります。身持ちが堅いというのは、簡単に体や心を許さないという意味です。
身持ちが堅い女性は、多くの男性と気軽に遊ぶことがなく、そう簡単に交際することがありません。そして、男性と付き合うことはあっても、一人の男性と長く付き合うことが多いです。
さらに、身持ちが堅い女性は異性関係が少ないだけでなく、普段の生活もつつましいという特徴があります。合コンやパーティーなど、出会いを目的とした場所にはあまり積極的に参加しません。
中には、だらしない生活をしていて身だしなみが整っていないことが原因で、男性に縁がないという女性もいます。このような女性も清い生活ではありますが、身持ちの堅い女性とは言いません。
色々な人から誘われたり、強く請われることが多くても、心に決めた男性以外とは付き合わず、相手を信頼できるまで体を許さない。誘惑が元々ないから清いというわけではなく、たとえ沢山の誘惑があっても自分の軸を持ってブレない人こそが『身持ちの堅い女性』なのです。
貞操観念が低いと思われてしまう女性の特徴

それでは、どのような女性が貞操観念が低いと思われ、恋愛対象から外されてしまうのでしょうか?
不本意なことに、実際は男性と体の関係を持っていなくても「ガードが緩い女」や「ビッチ」というレッテルを貼られてしまう人がいます。一方で、実際は沢山の男性と体の関係を持った奔放な生活をしているにもかかわらず、周囲の男性にはそれを気づかせない「清楚系ビッチ(隠れビッチ)」と呼ばれる人たちもいます。
その違いはいったいどこにあるのでしょうか?貞操観念が低いと思われてしまいがちな女性の特徴を見て、確認してみましょう。
自分に当てはまることがないか、チェックしてみてください。
異性と二人で行動することが多い
もっともありがちなのが、異性とよく二人きりで行動するという特徴です。
普通の女性は、恋人以外の男性と二人きりで行動することは多くありません。そのため、恋人関係でない男性と二人で遊ぶことに抵抗がない女性は、実際には体の関係がなくても『貞操観念が低い女性』と思われてしまうことが多いです。
実際の貞操観念の低い女性も、同じようによく異性と二人で遊びます。そして体の関係を持つ基準に付き合っているかどうかは関係ないため、そのままセックスまで進むことも少なくありません。異性と二人きりで遊ぶ=男女の関係と見なす人が一定数いて、その様な行動は貞操観念が低いと思われてしまう可能性があるということを知っておきましょう。

交際期間が短く、すぐ次の彼氏ができる
一人の男性と恋人関係が長続きせず、しかし別れてもすぐに次の彼氏ができるタイプの人も、貞操観念の低い女性と誤解されがちです。これは、本当に貞操観念の低い、いわゆるビッチ呼ばれる女性が次々に男性を取っ替え引っ替えする傾向があり、これと同様に思われてしまうためです。
実際には交際期間は短くても、ひとりひとりと真面目に向き合って恋愛をしているという女性もいるでしょう。しかし、はたから見れば貞操観念の低い女性との区別がつかないため、『軽い女』と思われてしまうリスクがあります。
遊び方が派手
イベントやパーティー、飲み会など派手な遊びが好きで積極的に顔を出す人も、貞操観念の低い女性と思われてしまう傾向があります。それは新しい男性との出会いを目的に、男女が多く集まる遊びごとを好む貞操観念の低い女性と同じ様に思われてしまうためです。
実際には仲間と遊ぶことが楽しくて参加しているのにも関わらず、新しい出会いの為に参加していると外野から見られてしまうのです。仲間が多く人気者でリアルが充実した、リア充の女性はご注意ください。
高価な持ち物を沢山持っている

ブランド物のアクセサリーやバッグなど、高価な物を沢山持っている女性も貞操観念が低いと誤解されてしまう場合があります。これは、普通の女性ではそう簡単に買えるはずもない高価な物を持っているのは、お金のある男性と体の関係を持ち、おねだりしているのではないかと邪推されてしまうためです。
実際には実家が裕福だったり、他の出費を切り詰めて貯めたお金で買ったりしていたとしても、周囲からはその様なことはわかりません。男性と肉体関係を持って高価なものを買ってもらう貞操感値の低い女と、短絡的にレッテルを貼られてしまうケースもあるのです。
露出の多い服をよく着る
セクシーなキャミソールやホットパンツ、ミニスカートなど、露出の多い派手な服装を好み、合コンやパーティー、クラブなどに着ていくことが多いと、実際に経験人数が少なくて一途な恋をしていても、貞操観念の低い「ビッチ」と思われてしまうことが多いようです。
これは露出を増やすことで男性を誘うビッチと誤解されてしまうためです。ただ単に露出の多いファッションが好きという場合であっても、この様な誤解をされてしまうことは少なくないため注意しましょう。
また、冬は寒いので露出を増やすことはあまりないかもしれませんが、ぴったりとしたタイツや胸元が大きくあいたニット、ボディラインを強調するタイトなアイテムなども同様の勘違いをされてしまう場合があるので、いわゆる『出会いの場』では避けたほうがいいでしょう。
自己顕示欲が強い

自己顕示欲が強い女性も、貞操観念が低い女性と勘違いされやすい傾向があります。自己顕示欲とは、自分の価値を周りの人に認めてもらいたいという欲求のことで、承認欲求ともいいます。
近年ではSNSに見栄を張った写真やアプリで加工した自撮り写真など、自分をよく見せようとする画像をアップすることで自己顕示欲を満たす人が増えていますが、この様なタイプは承認欲求を満たすために体目的の男性の求めにも軽率に応じてしまう傾向があります。
そのため、自己顕示欲を満たすようなSNSの使い方をしている方などは、SNSで男をひっかけている貞操観念が低い女性と思われかねないので、注意が必要です。
浮気や略奪に抵抗がない(or 既婚者・彼女持ちと距離が近い)
貞操観念が低い女性にとって、とにかく『求められる』ことが重要で、浮気や略奪もその喜びの前では些末な問題で抵抗を感じないようです。
むしろ「彼女や妻がいるのに自分を求めてくれたということは、相手の女性よりも自分が魅力的だという証拠」「私に彼氏がいても諦められないのは、それだけ私に対する愛が深い証拠」と、自信につなげて考える事すらあります。
一方で相手を恋愛対象と見ていないからこそ、既婚者・彼女持ちの人と距離が近くなってしまう女性がいます。しかし周りはそうとは思わず、「略奪を狙っているのでは?」「これは男女の距離間では」と感じ、貞操観念が低い女性という疑惑を持たれてしまうのです。
そんな時は、相手の彼女や奥さんの気持ちを考えてみましょう。たとえ恋愛感情を持っていなかったとしても、自分のパートナーにべたべたと距離を近く接されたらあまりいい気はしませんよね。『貞操観念が低い』と思われないようにということもそうですが、そもそも既婚者や彼女のいる男性には、ある程度距離を保って接するのが大人の女性の節度です。
女性の貞操観念に対する男性の本音


男性は、女性の貞操観念に対してどう思っているのでしょうか?
冒頭でも書いたように、貞操観念の低い女性は遊び相手としては好むものの、本命としては信用できないというのが男性の本音のようです。
詳しく見ていきましょう。
遊ぶなら軽い女、結婚するなら身持ちが堅い女
「遊ぶなら軽い女、結婚するなら身持ちが堅い女」とよくいわれます。
これは、「遊ぶだけなら簡単にやらせてくれる女がいい、でも、結婚するなら軽い女は嫌だ」という、男性の勝手な考え方をよく表している言葉です。
一部の男性の中には、女性を性的な目でしか見ていないような人もいます。そのため、あまり身持ちが堅い女性ばかりだと男性の性的欲求は満たされないため、ほどよくビッチですぐにやらせてくれる貞操観念の低い女の存在は、男性にとってありがたいわけです。
しかし、結婚して家庭を持つとなると話は別です。もちろん男性だって、愛する人に浮気をしてほしくないもの。すぐに浮気をするような軽い女ではなく、自分のことを一途に愛してくれる身持ちの固い女性と添い遂げたいと考えているのです。
また、夜遊び歩いて家事をしない妻も困ります。普段からきちんと自炊していて、料理が上手で、家庭をしっかりと切り盛りしてくれて、浮気をしない。多くの男性にとって、やはりそんな女性が『理想の妻』なのです。
遊んでいる女は信用できない

男性は、貞操観念が低く遊んでいる女は、心の底では信用できないと思っています。なぜなら、普通の人が浮気や略奪に抵抗があるのに対して貞操観念の低い女性がそうではないように、物事の優先順位や感覚が一般的ではないと考えているからです。
この先長く連れ添っていくうえで、感覚が違う女性を信用することは、難しいと考えているのです。
病気を持っているかもしれない
沢山の相手と性行為をするということは、それだけ性感染症の感染リスクが高まります。きちんとコンドームをしていると言っても、周囲からは判断が付きません。男性は派手な交友関係の女性には、「もしかして病気を持っている?」という不安を持ちます。
またフェラチオやキスなど口から感染する性感染症もありますが、それを知らない女性も多いもの。性感染症の危険性を疑う男性の感覚も、あながち心配性とも言い切れないのです。
ゆるい女・軽い女と勘違いさせない方法

それでは、ゆるい女、軽い女と男性に勘違いさせないためには、普段からどのようなことに気を配っておけばよいのでしょうか?
服装は露出が低めのものを
普段の身だしなみは、とても重要です。
どんなに『露出の多い服が好きなだけで誘っているわけではない』と女性が思っていても、男性側の認識は追いついていません。緩い女・軽い女と思われないようにするためには、露出の少ない女性らしい整った身だしなみを心がけましょう。
また派手なメイクやブランドの服は避け、シンプルで女性らしい身だしなみにすると、好印象を与えられます。
生活習慣を整える
普段の生活習慣が乱れると、遊んでいそうなイメージがつきやすいものです。朝早く起きてきちんと朝食を食べる、自炊をする、夜遊びをしすぎないなど、生活習慣を整えておきましょう。
複数の男性と二人きりで会わない
基本的に、様々な男性と簡単に二人きりで食事に行ったり遊びに行ったりすることはやめましょう。付き合ってもいいと思っている相手なら別ですが、そのつもりがないのであれば、誘われても他の人を誘って二人きりにならないようにするか、お断りしましょう。
周りは「夜、二人きりで飲んでいた」と聞いただけでも、もしかして…と想像をするものです。相手の男性に期待させたり勘違いさせたりしないことも大切ですが、何より「相手をとっかえひっかえして食事に行っている」と周囲に思われないようにしましょう。
貞操観念が低いデメリット、高いメリットとは?

では実際貞操観念が低いというのは悪いことなのでしょうか?
貞操観念が低いとどのような悪いことがあり、高いとどのようなよいことがあるのかを見ていきましょう。
貞操観念が低いデメリット
貞操観念が低いと様々なリスクがあります。最も大きいのは意図しない妊娠です。様々な男性とセックスすること自体がいけないのではなく、大きなリスクがあるので注意が必要なのです。性行為をする相手は、きちんと見定める必要があります。
性感染症の防止にはコンドームが有効ですが、男性に突然外されてしまうという危険性は排除できません。そして望まない妊娠の防止には、相手の協力がなくても効果が期待できるピルの常用が安心です。
沢山の人とのセックスは『多くの人から求められている』と一時的に満たされるかもしれませんが、実は大きな危険と隣り合わせだと覚えておきましょう。
他にも貞操観念が低いデメリットとして、誠実な男性からパートナーに選ばれにくいということがあります。カップルにとって価値観の一致はとても重要。貞操観念が低い女性に近づいてくる男性は、自然とその女性と近い、性を軽くとらえてよく遊ぶ男性が多くなりがちです。
一方『体の関係は恋人になってから』という誠実な男性は、『価値観が違う』と感じて恋愛対象から外されてしまうことも。貞操観念が低い女性は沢山の人から愛されているようでいて、意外と選択肢を自ら狭めてしまっている可能性があるのです。
もちろん、生き方を改めて過去のビッチな自分を知る交友関係を一新すれば、新しい出会いを探して幸せな結婚もできるでしょう。ただし、夫となった人が間接的に過去のことを知ってショックを受けることもあるかもしれません。『あなたと出会えて、一人の人に愛される喜びを知った』など、奔放だった過去のことも結婚前に軽く伝えておくといいでしょう。
貞操観念が高いメリット
貞操観念が高いことの最大のメリットは、男性から本気で向き合う相手、いわゆる本命のパートナーとして選ばれやすくなるということが挙げられます。
当然のことですが、男性も本命の彼女や伴侶として選ぶのであれば、簡単に異性に体を許してしまう女性ではなく、貞操観念が高く身持ちのしっかりとした女性を選びたいと考えています。そのため、誠実な男性から本命として選ばれたいのであれば、一時の楽しみのために流されず、貞操観念を高く持つことが重要といえるでしょう。
また、性病や望まぬ妊娠、人間関係のこじれから来るトラブルなどに巻き込まえるリスクを抑えられるというのも、貞操観念が高い女性のメリットといえます。
貞操観念をしっかりと持つ素敵な女性になりましょう

貞操観念とは、異性関係に限らず、女性としての内面の美しさや気高さを保つための、大事な概念です。貞操観念が低いと思われてしまうと、好きな人から恋愛対象としてみてもらえなかったり、遊び目当ての男性ばかりが集まってきてしまう可能性があるので気を付けましょう。
一方で実際に貞操観念が低い女性も、奔放な生活を続けるのはリスクが沢山あることを念頭に置いて、十分に注意をしましょう。また多くの男性と積極的に関係を持つこと自体がいけないわけではありませんが、相手や自分にパートナーがいるときは傷つく人が出るので、控えたほうがいいでしょう。
そして恋愛感情ではなく『自分の価値を再確認するため』に様々な男性と体の関係を持つのは、一人の人とじっくり愛を育む機会を逃すことになります。本当に求めている幸せから遠ざかってしまう可能性があるのでお勧めできません。
女性として凛として気高く生きることで、きっと自分を大切にしてくれる大事な縁を結ぶことができるでしょう。
貞操観念についてSNSでチェック
よく「貞操観念が低い女性は本命にされにくい」と言いますよね。
— ラブコスメ®公式 (@lcstaff) March 9, 2020
実際そうではないのに、誤解されやすい行動のひとつに「異性とよく2人きりで行動する」というものがあります
自分はそんなつもりはなくても、そう思う人が一定数いるということは知っておいた方がいいかもしれません。 pic.twitter.com/cNDKMtjI7k