

「先っちょだけだから」という男性からの誘い文句の真意をご存知でしょうか?先っぽだけという言葉は、多くの場合セックスやホテルへの誘い文句、特に男性から女性への口説き文句として使われるようです。何の先っぽのことかは明言されていませんが、勘の良い方ならエッチなものを指しているとすぐにわかるかもしれません。
もし今後、男性から「先っぽだけ」のように誘われた場合、相手の真意をどう受け止めて、どんな対応をしたら良いのでしょうか?相手がもし冗談で言っているのならあまり深刻に捉える必要はないかもしれませんが、あわよくばという本音があるなら気を付けたほうが良いでしょう。
この記事では「先っぽだけだから」の言葉の意味や男性の意図、上手な断り方・対処法を紹介します。セックスの際に彼氏から同じ言葉を告げられたときには、ゴムなし生エッチに誘っている可能性もあるため、こちらも注意が必要です。いわゆる「先っぽだけ」の場合のゴムなし生エッチの妊娠のリスクについても解説します。
「先っちょだけ」とはそもそもどういう意味?
「先っちょだけ」という言葉は、どこか冗談めかした言い方でありながら、エッチな雰囲気を匂わせる印象を受ける表現です。実際に「先っぽだけ」「先っちょだけ」の言葉はセックスの際に使われることが多く、男性によるエッチなギャグのネタのようなものが語源のようです。
ここでは「先っちょだけ」とはどんな意味で、どんなときに使われるのかを紹介します。基本の意味や使い方を知ることで、相手の言葉の意図を知ることができるでしょう。
先っちょだけ(先っぽだけ)の意味

「先っちょだけ」の「先」とは、ペニスの先端のことを指しています。つまり、基本的には「セックスでペニスの先だけを挿入させてほしい」または「ゴムなしの生セックスで先端だけ入れたい」という意味です。世間話のなかで「話の触りだけ」という意味で使われることもありますが、こちらはあまり一般的ではありません。特にエッチなシーンや男女の間で使われるときは、大体性的な意味で使っていると考えて間違いないでしょう。
先っちょだけの元ネタ
「先っちょだけ」という言葉がエッチな意味で定着するにあたっては、元ネタとなったギャグの影響がありました。このギャグを流行らせたのは、お笑いコンビの「とんねるず」とされています。元ネタの説はほかにもありますが、とんねるずがきっかけで流行ったというのが最有力です。お笑い番組内で使ったフレーズであることから「先っちょだけだから」には冗談のノリが感じられるのでしょう。
「先っちょだけ!」が使われるさまざまな場面

先っちょだけという言葉は主にセックスに誘うためのフレーズですが、よく使われる場面としては軽い勢いで誘いたいときです。たとえば「付き合っていない関係でホテルに誘いたいとき」や「ダメ元で生セックスを誘ってみたいとき」などが挙げられるでしょう。前戯だけOKしてくれた女性と先に進みたい場合や、付き合っている男女で生挿入をしてみたい場合に「あわよくば」の期待を込めて使うケースが多いようです。
また実際には誘う気がなく、恋愛とは関係ない場面の冗談としても使われることがあります。グループで騒いでいるときや仲間内の飲み会など、複数の人の前で言われたら、基本的にはただの下ネタだと受け流して良いでしょう。
本当に先っちょだけ?「先っぽだけだから」と言う男性の真意
「先っぽだけ」という言葉は冗談で使われることもありますが、場合によっては男性の下心が秘められていることもあります。相手との関係やシチュエーションによっても異なり、言われた側にはわかりにくいケースもあるため、相手との関係性をふまえて対応することが大切です。「先っぽだけ」という言葉の真意は何か、男性の心理パターンをチェックしておきましょう。
あわよくば最後までしたい
「先っぽだけ」とは、ダメ元だとは思いつつもあわよくば最後までしたい、というときに使われやすい言葉です。最初から「セックスしよう」と言ってしまうと、あっさり嫌だと断られる恐れがあります。そこで「先っぽだけで良いから」と冗談のように伝えて相手の反応を見つつ、チャンスを狙っているのです。
冗談っぽく言うことでホテルに誘いたい

「先っぽだけ」とは男性が自分を守るための保険をかけつつ、女性をホテルやセックスに誘える言葉です。冗談めかして言えば断られても笑って済ませられますし、冗談としておくことで相手の女性にもそれほど深刻に受け止められません。男性としても女性を真剣に誘って玉砕するのは怖いため、確信が持てない誘い文句には冗談というベールをかぶせて、真剣度を隠したいのです。
ゴムなしの挿入を体験してみたい

すでにセックスをする関係にある彼から言われた場合には、単に「セックスしたい」わけではなく、「ゴムなしでしたい」という気持ちが隠されているのかもしれません。ゴムなしの生挿入をしてみたいものの、最初から「生で入れたい」と言えば彼女から断られるかもしれません。そこで「先っぽだけならどう?」「少しだけだから」と食い下がって様子を見ているのでしょう。
コンドームが苦手な男性も少なからずいるため、彼氏に「先っぽだけ」とお願いされたらゴムなしを期待している可能性が高くなります。
単純に避妊がめんどくさい
単純に避妊がめんどうなために「先っぽだけ」と言いながら本番セックスに持ち込もうとする男性もいます。またはコンドームを忘れたときに、本格的な挿入は諦めるにしても、先っぽだけ入れさせてもらおうという魂胆を持っているのかもしれません。
避妊が面倒、コンドームはないけど入れたいといった心理は、彼女を大切にしているかかなり疑わしい考え方だと言えるでしょう。コンドームを忘れたときや、コンドームはないけれど性的興奮が高まったときは、彼の本当の優しさや愛情、理性が試される場面です。
エッチの誘いに乗りやすいか試している

「先っぽだけ」と言う男性のなかには、女性の反応を試してエッチの誘いに乗りやすいかどうか試しているずるい人もいます。もし誘いに乗ってしまうと、いつの間にかセフレの関係になってしまうリスクもあるでしょう。
このような男性は、やはり冗談めかして近づきながらも、ボディタッチなどで女性の様子を窺っています。セフレ関係にならないためには、上手に受け流しつつ毅然とした態度をとることが大事です。
「先っちょだけでいいから」と口説き文句を使う男性の傾向
「先っちょだけでいいから」の言葉を口説き文句で使う男性には、いくつかの傾向が見られます。生でのセックスを連想させる誘い文句をかけられたら、その男性の傾向を見極めて、その後の付き合い方や対応を考えましょう。
「先っちょだけ」という言葉は、あまり良くない傾向の男性が使うことも多いため、言葉の裏に隠された真意に注意が必要です。
特定のパートナーを作らない遊び人タイプ

冗談ともとれる言葉を簡単に口にできる男性の多くは、ノリが軽く特定の相手を作らない遊び人タイプです。そもそも「先っちょだけ」という表現は、真剣交際の相手を誘う言葉としては向いていません。特定のパートナーを求めていない可能性があるため、きちんとしたお付き合いを目指している女性は注意しましょう。
女性に甘えるのが好き

「先っちょだけお願い」のように女性におねだりできるのは、女性に甘えるのが好きな性格だからかもしれません。
なかにはプライドが邪魔して女性にお願いごとをするのが苦手な男性もいますが、このように「先っちょだけだから」と素直に自分の願望を言葉にできる男性もいます。また、ふと甘えたくなったときに、こんな風に女性に対してわがままを言ってしまうこともあるでしょう。
性欲が強い肉食系男子

「先っぽだけ」と言って誘うのは、性欲が強めな肉食系男子の可能性もあります。何とかしてセックスに持ち込みたい気持ちが強く、女性の警戒心を解きたい気持ちで「先っぽだけ」と食い下がっているのかもしれません。
この場合も、本気で好きなわけではなく性欲に駆られて誘っている可能性があるため、簡単には誘いに乗らないことが大切です。
自己中心的でよく周りの人を振り回している

「先っちょだけ」という表現は、最終的に自分のわがままを強引に通そうとするときに使うフレーズです。そのため、このフレーズを使う男性は多くの場合、自己中心的な考えを持ち、周りの人を振り回す傾向を持っている可能性があります。
相手の女性のことが本当に大切なら、「先っちょだけ」という誘い文句を選ぼうとは思いません。女性の体より自分がエッチしたい欲望を優先させる男性だと判断できそうです。
「先っぽだけだから!」を受け入れたときのリスク
「先っちょだけ」の言葉は軽い冗談のように聞こえますが、安易に受け入れてしまうと、思わぬリスクを背負う可能性が出てきます。後悔しないためにも、「先っちょだけ」を受け入れた場合に起こり得るリスクを知っておきましょう。女性側は特にセックスによるリスクを背負いやすいため注意が必要です。
避妊に失敗する可能性
「先っぽだけだから」という男性の言葉を受け入れた場合に起こる可能性がある一番のリスクは、望まない妊娠です。この言葉に隠れた男性の真意とは「避妊せずに少しだけセックスをしたい」というものです。しかし、先だけであろうと奥まで入れようと、たとえ入れている時間が短時間であっても、避妊せずに男性のペニスを女性の膣に入れた時点で、妊娠の可能性はゼロではありません。
ペニスの先からは、射精前でもカウパー腺液という精子を含んだ体液が出ていることがあります。カウパー腺液の分泌は少量で、人によっては見ただけではわかりません。そのため射精時に避妊対策していても、それ以前に一度でもペニスを膣に入れたら避妊に失敗するリスクは高くなります。カウパー腺液はペニスの先から出ているものなので、「先っちょだけだから大丈夫」というわけでもないのです。
我慢汁についての詳しい説明はこちらの記事も参考にしてみてください。
性感染症の恐れ
たとえ先っちょでも、セックスの際にペニスを女性器に直接触れさせたら、性感染症リスクが発生します。男性のペニスの先からは透明で目視が難しいくらいの体液が出ている場合があり、コンドームを使用しないセックスでは、こうした体液が女性器に触れてしまうでしょう。性感染症の多くは体液と粘膜との接触で感染しやすく、粘膜の多い膣を持つ女性のほうが男性よりも感染確率は高めです。
セックスの際には最初から最後までコンドームを使用し、先っちょだけであっても女性器に直接触れさせるのは避けることをおすすめします。
性感染症についてはこちらも参考にしてください。
今後も体だけの関係が続く可能性
軽い誘い文句を受け入れてしまうと、そのまま今後も体だけの関係になってしまう恐れがあります。そのように誘う男性のなかにはワンナイト狙いの人もいるため、女性側が好意を持っていたとしても、セフレ扱いになるリスクはゼロではありません。また、男性自身は軽く体の関係に誘うのにも関わらず、誘いに乗る女性を「軽い」と決めつけて本命の相手にしたがらないこともあります。
同じ大学のサークルなど狭いコミュニティー内で起こった場合は「軽い女性」といった悪いウワサを広められてしまうかもしれません。自分にとって大切な人間関係とは何かを一度考えてみて、男性の誘いに対しては冷静に判断を下しましょう。
「先っちょだけ入れたい」と言われたときの上手な断り方


「先っちょだけ入れたい」という誘いは女性にとって多くの場合、受け入れてもあまり良い結果にはなりません。自分の心身を守るためにも、男性の軽い誘いは上手に受け流し、断ることも必要です。
もし誘ってきたのが自分の好きな相手だったとしても、「先っちょだけ」と言われたら冷静に対応しましょう。一度断ることで相手の本性が垣間見え、自分の恋人として信頼できる人か見極めるきっかけになりそうです。
はっきりと断る
優しい性格ゆえに相手に流されやすい女性は特に、はっきりと断ることが大切です。あれこれと理由を考えたり相手に気持ちをわかってもらおうと話し合ったりすると、かえって男性に言いくるめられてしまう恐れがあります。
「好きだから生でしたい」と情に訴えられると思わず流されてしまいそうですが、真剣に自分のことを好きで大切にしてくれているなら、そんな言葉は決して出ないはずです。
自分が流されやすいタイプだと感じている女性は、シンプルに「したくない」と言い切って、相手の説得を受け入れない姿勢を見せましょう。
真面目に妊娠のリスクがあることを伝える
「先っぽだけ」と遠まわしに誘ってはいるものの、つまり男性が期待しているのはコンドームなしでのセックスです。二人が真面目に妊娠を望んでいるわけではないのなら、女性にとっての妊娠リスクを真剣に話し合う時間をとりましょう。
言われたのが彼氏だった場合、なおさらしっかり妊娠のリスクを伝えないといけません。先っぽだけだとしても、ペニスの先からは精子を含む「カウパー腺液」が出ている可能性があります。
もちろん付き合ってもいない男性から言われた場合も、妊娠する可能性のある行為はできないと伝えましょう。
男友達なら冗談ぽく受け流す

相手が男友達で仲が良い人なら、冗談として気楽に受け流すのも一案です。軽くあしらいつつも毅然とした態度は崩さず、安易なボディタッチなどもはっきり断りましょう。笑いながら「ごめん、聞こえなかった」「何おかしなこと言ってるの?」など、普通の冗談を言われたときと同じように返すと気まずくなりません。さらに別の話題を持ち出したり他の人に話しかけたりすることで、「その話題は終わり」という意思をさりげなく伝えます。
冗談っぽく「私、軽い女じゃなくて重い女なんだよね…」「遊ばれたらメンヘラになるよ?」と脅かしてみるのも一つの手です。実際にはそうではなくとも効果的なけん制になり、相手の男性に真剣な気持ちがないなら、それ以降は軽々しい誘いもできなくなるはずです。
「生で先っちょだけ」を防ぐためにコンドームを準備しておく
生でセックスをしたい男性の言い訳として「コンドームを忘れた」があります。そのため「忘れたから先っちょだけ」の予防法として、女性側がコンドームを常備しておくと良いでしょう。女性も持っていなかったから仕方なく、という事態を予防できます。
ただし「少しだけなら生でも大丈夫」などと誘う男性は、今後も女性に内緒でゴムを外したり何度も体の関係を迫ったりする可能性はゼロではありません。一度この言葉を使われたら「相手の本性を知ることができた」と考えて、心の距離をとるのがベストです。
「先っぽだけ」の誘い文句には細心の注意を
「先っちょだけ」という言葉は、軽いノリでのセックスやゴムなし挿入を意味する、相手の女性をあまり真剣に考えていない誘い文句と言えます。そのため「先っぽだけ」と言われたときには、その場の雰囲気に流されないよう要注意です。望まない妊娠など女性としてのリスクを考えて、冷静に対応を考えましょう。
誘ってきた男性が彼氏や親しい男友達だった場合、女性としても雰囲気を壊したくない、断りにくいと思うかもしれませんが、一番に大切にしたいのは自分の身体のことです。そうした誘い文句を使う男性との付き合い方を見直すきっかけと考え、毅然とした態度で対処することをおすすめします。