
秘密主義者とは、自分の体験や感情などを隠し、自分のことを話さない人を言います。女性のなかにはそんなミステリアスなムードに惹かれて、秘密主義の男性を好きになる人もいるでしょう。その一方で、自分のことを話さないために一見とっつきにくく付き合いにくい性格にも思えます。
秘密主義の男性を好きになったら、アプローチ方法には注意が必要です。警戒心が強く、なるべく自分のことを話したくないと思っているため、距離感を間違えると苦手なタイプと認識される恐れがあります。
また通常であれば、相手の趣味や好きなことをきっかけに話を広げたり、デートの機会をつかんだりすることができますが、秘密主義の男性相手だとそれが難しくなります。ではどのようにすれば、距離を縮めるきっかけがつかめるのでしょうか?
そこでこの記事では秘密主義者の性格や特徴、距離を縮めて恋愛に発展させる方法などをまとめました。
秘密主義者は、誰にでも自己開示するわけではありません。基本的に人と深く関わりたくないと思っているため、仲良くなるにも時間がかかります。それでも彼を好きならば、自分の話をしない男性心理に寄り沿いながら時間をかけて心を開いてくれるのを待ちましょう。
秘密主義の意味は?


秘密主義者とは、自分のプライベートや考えや意見、感情など、自分に関する物事を秘密にして他人に言いたがらない人のことです。人と会話をしていても自分のことは話さないで、聞き役に徹することが多くなります。また、自分から積極的に話さないだけでなく、聞かれても話を逸らして自分の話題を避けたがるでしょう。
秘密主義者は人と深く関わりたくないと思う気持ちが強く、恋愛でもある程度の距離感を保ちたいと考えています。パートナーに対しても自分のことをあまり話しません。 また、あまり取り乱したり感情的になったりすることも良しとしない性格で、いつも冷静に振る舞います。
秘密主義の男性の特徴と性格チェックシート

秘密主義の人の言動や行動をチェックシート形式で見てみましょう。もし当てはまる数が多ければ、その人は秘密主義者の可能性が高いと言えます。

~謎が多い!秘密主義者の特徴チェックシート~
- プライベートの話を自分からしない
- クールで冷静沈着
- 集団でいるよりも個人でいることのほうが多い
- オンとオフの線引きがしっかりしている
- 他人の話はよく聞いていることが多い
- 人と接するときはだいたい受け身
- 友達が少ない
秘密主義者は基本的に自分からは話さず、相手に話をさせます。自分が話さないでいい状況を作るために聞き役になることが多く、どちらかというと聞き上手です。ただし相手の話は聞いていても、関係を深めたいとは思わないため、友達は多くありません。
自分のことを話さない秘密主義の人の心理

秘密主義の人はどのような考えで、他人に自分のことを話さないのでしょうか。なぜ上記チェックシートのような行動をとるのか、ここでは自分の話をしない人の心理をご紹介します。クールに見えても、意外と傷つきやすく繊細な一面が見えてくるでしょう。
恥ずかしがり屋で恋愛においての自己開示が苦手
秘密主義者というと、自ら強い意志を持って秘密にしているという印象がありますが、ただ単に自己開示が苦手なだけということもあります。自分に自信がなく、恥ずかしくて自分のことを話せないので、秘密主義者に見られてしまいがちです。また、自己主張をしたり他人と張り合ったりするのも避ける傾向があります。
嫌われたらどうしようという気持ちも強く、一般的な交友関係だけでなく、恋愛においても自己開示できません。恋人に対して自分からなかなか心を開けないため、相手との距離を縮めるのが難しくなります。
しかし信頼できる恋人関係にまで発展すれば、そこからは心を開いてくれて、沢山のことを共有できるようになるでしょう。
周りからの見え方を必要以上に気にする
秘密主義者には、周りからの見え方や評価を気にするあまり自己開示できなくなったタイプもいます。話そうとするときに「相手にどう捉えられるだろう?」ということを考えると不安になり、どう発信していいのか分からなくなってしまうのです。
その場の空気を読んで社交的に振る舞うことはできても、心からリラックスして接することは困難です。しかしだからこそ、「この人はありのままを受け入れてくれる」「自分をとりつくろったり、見栄を張る必要はない」と感じてもらえる関係になれれば、唯一無二の心のオアシスのような存在になれるかもしれません。
相手のことを信用できずにいる
過去に人間関係で嫌な思いをして、秘密主義者になる場合もあります。過去の嫌な思い出が影響して、他人をあまり信用できなくなってしまったのです。他人を信用できないため、自分のことを深く知られることを嫌います。他人に情報が洩れることを警戒する心理が影響して、秘密主義につながったのでしょう。
このタイプは、恋愛でも中々パートナーを信頼できません。過去の恋愛で傷ついた経験があれば、なおさらです。とにかく誠実な気持ちをもって接し、自分側の心をオープンにして、少しずつ信頼感を積み重ねていくしかありません。
警戒心が強い

秘密主義者の多くは、警戒心が強い傾向にあります。その警戒心の強さから、初対面の相手に心を開くことはなく、信用するまでに普通の人よりも時間がかかるでしょう。ただし全く信用していないわけではないので、親しくなれる可能性もあります。
恋愛でも初めは警戒されますが、親密になることは不可能ではありません。むしろ心を開く相手が限られるため、浮気のリスクも少なく良いパートナーになりそうです。
このようなタイプの男性と親しくなりたい場合は、距離の詰め方がポイントになります。いきなりパーソナルスペースに入ったり、気軽にボディタッチをしたりすると警戒心を強められてしまうので要注意です。
人と深く関わりたくないという気持ちがある
他人と距離を置きたい、人とコミュニケーションをとりたくないという思いから、秘密主義になる人もいます。そもそも人間がそんなに好きではなく、一人でいることが気楽なタイプです。
コミュニケーションは人との関係を深めるための手段なので、元々交友関係を広げたり深めようと思わない人間にしてみれば、「自分のことを話す必要性が分からない」と思っていることもあります。他人と深く関わりたくない気持ちが行動に現れることで、秘密主義者のように見えてしまいます。
他人と何かを楽しむよりも自分だけで過ごすことを好むため、恋愛関係になるのはなかなか難しいでしょう。一緒にいても構わないでくれる人、一人の時間も認めてくれるタイプならうまくいくかもしれません。
コンプレックスやトラウマを持っている
秘密主義者のなかには、コンプレックスやトラウマを抱えている人もいます。自信のない部分や過去の経験から傷つくことを恐れて、人と深く関わりたくないという心理が芽生えてしまうのです。 自分の話をしないのはある種の防衛本能なので、無理やり聞こうと距離を詰める人を怖がります。
話したくない秘密の一つや二つは誰にでもあるものです。しかし秘密主義の場合、本当に触れられては困る秘密を抱えている可能性もあります。
束縛されたくない・自由でいたい
他人に束縛されたくない・自由でいたいという思いから、周りの親しい人にも自分のことを話さない人もいます。自分の情報を話すことでアレコレと指摘や指示、否定など口を出されるのではないかと警戒しているのでしょう。
恋愛中でも、恋人に束縛されたくない、自分の時間を大切にしたいと思います。追われるより追いかけたい男性心理ともシンクロし、このタイプは特に男性に多い傾向です。
秘密主義な男性との接し方の注意


秘密主義の男性は、他人に対していろいろと思うことがあり、こちらの接し方次第では距離をとられてしまう可能性もあります。デリケートな部分もある秘密主義者とうまく付き合うには、どうしたら良いのでしょうか?
秘密主義の人は、基本的に自分のことを知られたくないという共通点を持っています。その点に留意して、上手に付き合うのがベターと言えるでしょう。相手の地雷を踏まないように注意したいポイントをいくつかご紹介します。
無理に話を引き出さない
秘密主義の人は、自分のことを他人から聞き出されるのを好みません。話すのが苦手であったり、話すタイミングを自分で決めていたり、干渉されたくなかったりなど理由はいろいろですが、無理強いすると余計に心を閉ざしてしまう恐れがあります。
秘密主義の男性と仲良くなりたかったら、まずは相手のペースに任せることが大切です。聞きたいことがあっても、無理に話題を振るのではなく相手が話してくれるのを待ちましょう。相手のペースに合わせることで「この人は居心地が良い」と思ってもらえるはずです。
割り切って付き合う
親密であるかどうかに関わらず、そもそも自分のことを話したくないという秘密主義者もいます。この場合こちらからアプローチしても効果は望めないので、そういうものだと割り切って付き合いましょう。
なかには人間嫌いや深い付き合いを希望していないなど、仲良くなろうと歩み寄る気持ちが薄いケースもあります。こういった人を相手に仲良くなろうと試みても、こちらばかりが心をすり減らしヤキモキするだけです。相手に「変わろう、歩み寄ろう」という気がないなら、割り切りも必要になります。
相手の表情や仕草を観察する
秘密主義の男性とどうしても仲良くなりたいなら、相手の考えていることをそっと汲んであげることも重要です。表情や仕草で「嫌がっているな」「困っているな」と相手の気持ちを読むことで、彼にとっての心地良い距離を掴むことができるでしょう。
会話の途中で彼が冷たくなったり、急に静かになったりしたら、踏み込みすぎ、急いで仲良くなろうとしすぎたサインです。嫌がられたらサッと引き、話を変える必要があります。秘密主義にとってのほどよい距離感を見極めることで、彼から「安心できる人」と思われる存在になりましょう。
相手が話したことを他人に言わない
秘密主義の人は、自分の話したことが周りに知られることを嫌がる傾向にあります。そのため彼が話してくれたことは、決して口外しないようにしましょう。
普段自分の話をしない秘密主義の男性が自分のことを話してくれるのは信頼してくれている証です。それなのに彼の話を周りに洩らしてしまったら、せっかく築いてきた信頼を壊してしまいかねません。過去に人間関係で嫌な思いをした人もいますし、警戒心も強いので、一度関係が壊れると元に戻るのは難しいこともあります。
相手のことを否定しない
秘密主義の人との付き合いでは、相手を否定しないことも大切です。秘密主義の人はプライドが高く、自分を否定・批判されるのを嫌がります。自分の行動や話したことに口を出されると警戒心を強めてしまいかねません。秘密主義の人が自分のことを話してくれるようになったら、口出しせずにただ聞いてあげるよう心がけましょう。
いつか何でも話し合えるくらい親密になれるまで、話の内容や行動はできるだけ受容してあげてください。行動や話の内容のアラを探したりせず、自分を受け入れてくれる相手に対しては、秘密主義の人も気を許してくれるはずです。
自分の話をしない秘密主義の男性と距離を縮める方法

自分の話をしたがらない相手とはどう会話をしたら良いのか迷いますし、仲良くなるのも大変そうに感じます。なかなか自己開示してくれない秘密主義者とは、どのように距離を縮めていけば良いのでしょうか?
秘密主義の男性と距離を縮めて仲良くなる方法を紹介します。時間はかかりますが、一度打ち解ければ大切な人として認めてもらえるかもしれません。
「嬉しい」「楽しい」などの感情表現を見せる
秘密主義の男性と仲良くなるためには、こちらから「嬉しい」「楽しい」といった積極的な感情表現をするのが効果的です。彼は自分を傷つけるような言動に敏感ですが、ポジティブな感情表現は彼を傷つけるリスクが少ないため、彼も受け入れやすくなります。
また、こちらが常に感情を素直に伝えていけば相手も徐々に心を開きやすくなるでしょう。秘密主義の人の多くは自分に自信がなく、こちらが歩み寄ろうとしても「自分の話など価値がない」、「きっと話してもつまらないだろう」と思い込んでしまい、進んで歩み寄ってはくれません。こちらから素直になることで、相手も「心を許しても良いのかな?」と安心できます。
私はあなたの味方であるという態度で接する
警戒心が強い秘密主義の男性は、仲が良くない状態では自分のことをなかなか打ち明けてくれません。これは、相手が自分の敵ではないかと警戒しているためです。そのため仲良くなるにはまず、自分が味方であることをわかってもらえるように接しましょう。
困っているようなら手を貸し、話してくれたことや共有した時間について口外しないよう徹底します。信頼を勝ち取ることができれば、相手も徐々にいろんな話をしてくれるようになるはずです。
相手の話や行動に対して否定しない
自分に自信がない一方でプライドの高い秘密主義の人は、自分の話や行動を否定されると傷つき、心を閉ざしてしまいます。仲良くなりたいなら、彼のすることや話す内容について否定せずに受け止め、認めてあげましょう。
弱点やコンプレックスを持っている人も多く、それを隠すために秘密主義を通している場合もあります。仲良くなるにつれて相手の弱点を見つける機会が増えても、指摘や否定をしてはいけません。親密になるには時間がかかりますが、これまで築いてきた関係が崩れてしまうのは一瞬です。
他人の噂話や悪口を言わない

他人の悪口を言ったり噂話をすることは、秘密主義の人に「自分のことも噂されるのでは?」と警戒させる原因となります。秘密主義者と仲良くなりたい場合には、他人の噂話は控えて、口が堅く誠実な人と印象づけることが大切です。
また、秘密主義者のなかには他人にあまり興味がなく、他人の噂もつまらないと感じる人がいます。彼とコミュニケーションをとるときには、他人のことを話題にするのではなく、自分の話を聞いてもらったり、彼のペースに合わせて相手の話を聞いてあげたりするほうが建設的です。
魅力的な香りで距離を縮める
魅力的な香りで、相手にもっと近づきたいと思わせるのも一つの方法です。たとえば彼と話すときにヘアパフューム「ナデテ」を纏うのも良いでしょう。ナチュラルな女性らしい香りで、異性として意識してもらえる可能性も高くなります。「いい香りがする」という話題から、話が広がることもあるでしょう。
良い香りによって、もっと一緒にいたいと思わせることができれば、自然と二人が過ごす時間も増えていくかもしれません。二人が積み重ねた時間と絆によって、秘密主義者の男性も心を開いてくれそうです。
自立した女性になる
秘密主義の男性と距離を縮めたいなら、自立心を養い、彼にべったり依存することのない女性を目指しましょう。秘密主義の男性は、束縛や依存によって自分の時間がなくなることを好みません。交際しても、それぞれに自分の時間を大切にしながら付き合うことになるでしょう。
自立心が強く一人の時間も大切にできる女性なら、彼も安心して関係を深めていけます。全く甘えてはいけないというわけではありませんが、少なくとも彼のなかで「自立した女性」という印象になり、お互い信頼関係を築けてからにしたほうがベターです。
秘密主義の男性と仲良くなるなら距離感に注意

秘密主義の男性は警戒心が強く、他人と簡単に仲良くなることがありません。好きになった彼が秘密主義の場合、自分のことを話してくれないし、なかなか気を許してもらえず対応に困ることもあるでしょう。しかし警戒心や不信感さえ軽減できれば、彼も心を開いてくれます。強引に彼のことを暴きにいくのは厳禁ですが、注意点を抑えつつある程度アプローチするのはOKです。
親密になるまでに時間はかかりますし、自分が思うほど打ち解けてくれないかもしれませんが、それが相手にとっては快適でちょうど良い距離感ということを理解しましょう。まずは彼の居心地の良さを重視して、信頼を得ることから始めてみてください。