ダメンズとは、『だめんずうぉ～か～』という漫画作品から誕生したダメ男の代名詞です。働かない男性や女性に依存するような男性は一見すると距離を置きたい存在ですが、なぜかダメンズばかり好きになってしまう女性は少なくありません。
ダメ男に関わると、女性は心身ともに悪影響を受けて、幸せな恋愛や結婚も難しくなります。また、ダメンズと別れられた後も同じような男性に惹かれてしまうと、「私って男を見る目がないのかな…」と自己嫌悪に陥ってしまう場合もあります。ダメンズに関わって不幸にならないためには、どうしたら良いのでしょうか？
この記事では、ダメンズの特徴や見分ける方法、さらにダメな彼氏にしないための方法も紹介します。ダメンズは本当の男としての魅力はともかく、人たらしな一面を持っているため、自分がしっかりと男性を見る目を養うことが大切です。
なかには、交際する男性をだらしない彼氏にしてしまう女性もいます。ダメンズウォーカーにならないためには、彼らと関わらないだけでなく、交際中の自分の行動にも注意が必要となるでしょう。この記事では、ダメンズの特徴や見分ける方法、さらにダメな彼氏にしないための方法も紹介します。
ダメンズとは
ダメンズとは、いわゆる「ダメ男」のことを言います。付き合っても幸せになれる可能性は低いため、なるべくダメンズとのお付き合いは避けたいものです。しかし女慣れしているダメンズは、ダメ男好きの女性やつけ入るスキのある女性を見分けて忍び寄ります。
ダメンズに打ち勝つには、まずはその特徴と見極め方を知ることが大切。ダメンズとはどんな男性か、またダメンズを呼び寄せるダメンズウォーカーとは何かを紹介します。
ダメンズ（だめんず）の意味
ダメンズとは、「ダメ」と「メンズ（男たち）」を合わせて作った造語で、見た目より中身に難ありな男性を指す言葉です。もともとは漫画家の倉田真由美さんによる作品『だめんず・うぉ〜か〜』が由来と言われています。
ダメンズは、付き合う女性に精神的にも金銭的にも依存してしまい、交際相手を都合の良いように扱う自分勝手な男性です。依存しつつも、浮気をしたりいい加減な態度で付き合ったりすることも多くなります。口もうまく、相手がこちらに好意を持ってもらう方法もわかってやっているので、中身はダメ男なのに彼女が絶えないといった傾向があります。
ダメンズウォーカーの意味
付き合う男性はみんな何かしらの問題がある、本気の恋がしたいのにダメ男ばかりが寄ってくると感じたことはあるでしょうか？そんな恋愛傾向を感じたら、あなたはダメンズウォーカーかもしれません。ダメンズウォーカーとは、選んだわけでもないのに問題のあるダメな男性とばかり付き合ってしまう女性のことです。
交際することでダメな男性を作り出してしまう女性は、ダメンズブリーダーやダメンズメーカーと呼ぶこともあります。こちらは、最初からダメンズだったわけではないのに付き合っていく過程でダメ男にしてしまうタイプです。
ダメンズウォーカーは、言葉通りダメンズを渡り歩き、不幸な恋愛を繰り返します。相手に尽くしやすいタイプで、言い寄られると断れないことなどが多くの原因です。漫画『だめんず・うぉ〜か〜』は興味深く楽しめますが、当事者となったらとても笑っていられない状況でもあります。金銭的にも頼られることが多く、生活に支障をきたす恐れもあるでしょう。
ダメンズ診断
ダメンズの兆しは、普段の行動などから見えるもの。彼氏候補や今の彼氏がダメンズではないかと思ったら、診断でチェックしてみましょう。 もしも彼氏がダメンズだった場合には対策を練る必要があるため、まずは普段の彼の行動を振り返ってみてください。ダメンズの特徴をまとめた診断チェックシートを紹介します。
以下の診断で当てはまる項目が多いほど、ダメンズの可能性が高くなります。また、今はダメンズではなくても今後ダメンズになる可能性があるので注意しましょう。
～彼や気になる人はダメンズ？診断チェックシート～
- 頼りがいがない
- 自分でやらず、周りの人にすぐに頼ろうとする
- 責任感がない
- 余裕がなくすぐに怒る
- 約束を守らない
- 虚言癖がある
- 働くことへのモチベーションが低い
- 女性を容姿で判断する
- 暴力を振るう
- 避妊への意識が低い
- 自分の都合が一番で、配慮や我慢ができない
- 借金癖がある
ダメンズの特徴として、主に頼りなく責任感もないことがあげられます。基本的に「恋人を守りたい」「大切にしたい」という気持ちより、「守られたい」「大切にしてほしい」という気持ちが強めです。自分勝手な振る舞いが目立ち、女性任せなのに相手への要望や要求が多くなります。
男性ならしっかりしてほしいというのは女性側の一方的な意見になってしまいますが、全く頼れないとやはり心もとなく感じるものです。また、働く気もなく金銭感覚もいい加減なので、家計を一緒にする結婚にもおいそれとは踏み出せません。
ひどい場合は付き合うとモラハラ彼氏に発展することもあるため、そもそもダメンズから好かれないようにする工夫が必要です。下記の記事で危険なタイプの男性の見抜き方など詳しく紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
モラハラ男の見分け方やモラハラ彼氏と別れる方法はこちら
もしかしてダメンズウォーカー？特徴をチェックシートで診断！
ダメンズウォーカーにならないためには、ダメンズに対してスキを作らないことが大切です。ダメな男性の面倒を見るのが好きで、頼られるのが嬉しいと感じてしまう女性は特に注意しましょう。
ここではダメンズ好き、ついダメンズをかまってしまう女性の特徴をチェックシートの形で紹介します。その後大事なポイントを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみて下さい。当てはまる条件があった女性は、寄ってくるダメンズを受け入れないように気を引き締める必要がありそうです。
～私はダメンズウォーカー？診断チェックシート～
- 経済的にも精神的にも自立している
- 喧嘩をすることが苦手
- 母性が強い（相手を甘やかすのが好き）
- 真面目で責任感が強い
- あまり人を疑いたくない
- 一度何かにハマると周りが見えなくなる
- 辛いことや悩みがあっても一人で解決しようとする
- 自分に自信がない
- 男性に免疫がない
経済的にも精神的にも自立している
経済的にも精神的にも自立している女性は、頼りがいがあるためダメンズが寄ってきやすいタイプです。また自分自身も生活に余裕があるため、男性から奢ってもらいたいとも思わず、反対に男性に頼られることを嬉しく感じることもあります。ダメンズを養うことのできる環境と心のゆとりという二つの条件により、結果的にダメ男を引き寄せる可能性が高いと言えるでしょう。
自立していて、頼られることが多い環境にいると、ダメンズから頼られることにもあまり抵抗感がありません。また、普段から相談される側なので、ダメンズに困っても周囲に相談できずに一人で抱え込み、深みにハマることもあります。
現実主義であるキャリア女性は、内心どこかで自由なダメンズに憧れを持っていることもあるでしょう。夢を語る姿に新鮮な魅力を感じ、サポートしたい気持ちを止められないのです。理性ではダメだと思っていても、自分にはないものを持つダメンズに惹かれてしまいます。
母性が強い(相手を甘やかすのが好き)
母性の強い女性も、甘えたがりで頼りっぱなしのダメンズを好み、またダメンズから好まれるタイプです。頼ってくる彼氏をペットのようでかわいいと感じ、守ってあげたくなります。また、自分がいないとダメで見捨てられないと思い込み、面倒を見ずにはいられません。
ダメンズのほうも、母性の強い女性を探して、さらにその母性本能をくすぐるような振る舞いをします。自分のだらしない部分やダメな部分も晒すことで、「自分がいないと」と思わせるのです。また、女性に「必要とされている」と思わせることで、なかなか離れられない状況を作ります。
自分に自信がない
自分に自信のない人も、ダメンズを引き寄せる恐れがあります。自己肯定感の低い女性は、パートナーとも対等な関係でいることが難しく、自分らしさや自分の意見を出せません。ダメンズはそんな女性の弱さにつけ込み、言いなりにさせようとするでしょう。女性側も、ダメンズに頼られることで自分に存在価値を見出してしまいます。
ダメンズは、自分のことを受け入れてくれる自信のない女性を見つけるのが上手です。また、自信のなさそうな女性に対して取り入るコツも心得ています。「ぼくだけは君の味方だよ」と言い寄ることで、自分を特別な存在として離れがたくしていくのです。
自分に自信がない女性は、恋人になったダメンズを唯一無二の存在と思い、さらに彼を失うことへの恐れも抱き、依存していきます。嫌われたらどうしようという思いが大きいため、彼の言いなりになって彼の要求を拒否できません。
男性に免疫がない
男性に免疫がない女性も、ダメンズに狙われやすい傾向があります。女性ばかりの家庭で育った人や女子校出身者、男性と親しく付き合う機会がなかった人はリスクが高いと言えそうです。男性に免疫がないため、少し優しくされただけでコロッと騙される可能性があります。
男性を見る目を育てる機会もなかったため、ダメンズと良い男の区別をつけるのが難しいでしょう。その結果、たびたびダメンズにつけ入られて同じような恋を繰り返し、ダメンズウォーカーになっていく恐れもあります。
またこういったタイプの女性の場合、思わせぶりな態度をとる男性に引っかかってしまいやすいこともあります。 好意があるように見せかけてくる男性への対処法は、下記記事を参考にしてみてください。
思わせぶりな男性の心理と上手な接し方はこちら
ダメ男がモテる理由
ダメンズは女性に負担をかけて、ただただ女性の心を疲弊させるような行動をとります。ダメンズには関わらず、誠実で思いやりのある男性を見つけるのが幸せへの近道であることは確かです。しかしそれでも、ダメ男と知っていながら好きになってしまう人が多いという現状があります。
お付き合いすることが危険であるにも関わらず、なぜダメンズを好きになってしまうのでしょうか？なぜだか女性を惹きつけて離さない、ダメ男がモテる理由を紹介します。
見た目がカッコ良い
ダメンズの多くは見た目がカッコ良く、周りの女性からちやほやされやすいという特徴があります。イケメンだからこそ何を言っても許されてしまう環境が作られてしまい、ダメンズとして育つのかもしれません。
もちろん目鼻立ちの整った男性すべてがダメンズになるわけではありません。ですが見た目に恵まれている分、自分で何か内面的な努力をしなくてもモテるのには困らないという状況になりやすくなります。見た目の良さはダメンズがモテる理由のひとつですが、周りが甘やかしてくれる状況に甘んじてダメ男になったと言えなくもないでしょう。
夢を追いかけているように見える
ダメンズがモテる理由のひとつには、夢を語るビッグマウスも関係しています。ダメンズの多くは、大きな夢を語る傾向があり、相手に自分の言葉を信じさせるのも上手です。そのため、たとえ叶うはずがない夢であっても、夢を追いかける姿がカッコ良く見えてしまい、ダメンズにハマってしまいます。
夢だけを語り何も行動しない、現実を見ないのは、精神的に自立した大人な男性とは程遠い存在です。本気で夢に向かって努力や行動を重ねているのか、大言壮語なだけで有言実行する気はないのかを見極めるのが大切です。しかし、ダメンズは自分の言動の影響をよく心得ており、カッコ良く語ったと思えば挫折で苦しんでいるように見せかけるなど、女性の心をくすぐる手段を講じてきます。
ロマンチスト
一般的に女性はロマンティックな演出に憧れを持っていて、ロマンチストな男性に魅力を感じる傾向にあります。ダメンズのなかにもロマンチスト、もしくはロマンティックなサプライズが好きな人は多く、女性の心をくすぐる術を心得ていることもあるでしょう。
特にダメンズは普段がだらしないため、ギャップのせいでサプライズが余計に引き立ちます。女性も普段は不満がありながらも、そんなダメ男がサプライズしてくれたことにほかの人より感動してしまうのです。
母性本能をくすぐられる
ダメンズには、母性本能に訴えかけて「支えてあげたい！」という気持ちを掻き立てるタイプが多くいます。 女性に「自分がいなくては」と思わせるのがうまく、モテるだけでなく女性を深みにはめて離れられなくすることもできます。
女性は頼りになる男性に憧れを持ちますが、一方で手のかかる男性を世話したい母性本能も持っているもの。そのため性格に難ありでも、かえって夢中になってしまうのかもしれません。
聞き上手
ダメンズのなかには、聞き上手で女性の相談や愚痴などに親身に付き合ってくれるタイプも多くいます。多くの男性は女性の話を長々と聞くのが苦手とも言われますが、ダメンズは女性の長い話にも耳を傾けてくれるでしょう。
その姿は誠実そうで頼りがいがありそうですが、ダメンズの聞き上手は表面的なものに過ぎません。また、相談には乗りますが、頼ったときに行動で助けてくれるかどうかは別問題です。それでも話を親身に聞いてくれる男性は貴重なので、女性はついうっかりとダメンズの聞き上手さに騙されてしまいます。
ダメンズに引っかからない方法
ダメンズにはいくつかのモテポイントがあり、うっかりすると好きになってしまうこともありそうです。しかし、いざお付き合いしてみると大変で後悔するかもしれません。ダメンズを見極め、引っかからないための方法をチェックしておきましょう。
見た目だけを重視しない
外見の良い男性は、誰から見ても魅力的です。ついつい目を奪われ、惹かれてしまうこともあるでしょう。しかし、やはり恋人にするなら人間性も大切です。お付き合いを考えるなら、見た目の好みだけで情熱的に動いてしまってはいけません。
一目惚れだったとしても、まずは一旦冷静に彼の内面を観察するようにしましょう。「顔が好みだから」と最初のうちは許せていた彼のダメな部分も、いつしか見過ごせなくなっていきます。
周囲の意見を参考にする
恋は盲目というように、一度好きになってしまったら相手の短所も長所に見えてしまうものです。そんなときは、友人などの第三者に客観的な意見を求めてみましょう。一歩引いた視点での意見を聞くことで、自分の気持ちもクールダウンできて冷静になれます。
自己肯定感を高める
ダメンズは、自己肯定感が低くて自信のなさそうな女性を狙ってくることがあります。弱気な自分を認めてくれる男性は魅力的に見えますが、お互い依存し合う関係になってしまうと明るい未来はありません。幸せな恋愛をするためには、ダメンズのつけ入るスキを与えないくらい自己肯定感を高めましょう。
ありのままの自分を認めてあげられるよう意識して、自虐的な言動は避けます。ほかの人から褒められたら、ニッコリ微笑んで素直に「ありがとう」とお礼を言うようにするのも良いでしょう。
働かない男性は避ける
働かない、働くのが好きではない男性はダメンズ候補です。社会人でもおかしくない年齢なのに、アレコレと言い訳して働かない男性には近づかないほうが良いでしょう。また、仕事に対して愚痴が多く「オレはこんなもんじゃない」と大きなことばかり言っている男性も要注意です。
自分が甘えられる男性を見つける
ダメンズは、自分が頼りたいだけで彼女を甘えさせてはくれません。そのため、彼女を本当に助けてくれる、大事にしてくれる男性を探すようにすれば、自然とダメンズを選んでしまう確率を下げられるでしょう。困ったときに、口だけでなく行動でサポートしてくれる人がおすすめです。
ダメな彼氏にしない方法
最初は自立していて真面目な男性だったのに、あなたと交際を始めてから、いつの間にかダメンズになっていませんか？せっかく素敵な男性とお付き合いできたのに、だらしない彼氏に変えてしまうのは、お金の浪費よりずっともったいないことです。もとは真面目な男性をダメな彼氏にしてしまう女性もまたダメンズウォーカーであると言えます。ここではだらしない彼氏にしない方法や、もし付き合った彼氏がダメンズだった場合の対処法を紹介します。
何かしてくれたらとにかく褒める！
彼をダメンズにしたくないなら、彼の自尊心を高めて「彼女に頼りにされる」喜びを感じさせてあげることが重要です。まずは、何かをしてもらったらとにかく褒めてみましょう。ダメンズは人に何かをしてあげることが少ないので、何かサポートしてもらえる状態ならばまだまだダメンズではありません。これから頼りがいのある男性に育てることも可能です。
相手の悪いところは指摘をする
彼氏をダメンズにしないためには、相手の悪い部分や嫌なことをはっきりと指摘する勇気も必要になります。嫌なことは嫌と言うことで、「言いなりにはならない」という姿勢を見せましょう。こちらからの意思表示をしっかりすることも、彼を依存させない秘訣です。
お金をすぐに貸さない
経済的に余裕のある女性でも、好きな男性に簡単にお金を貸してはいけません。金銭的に周囲を頼ることに抵抗がないのは、ダメンズの特徴のひとつです。また、頼まれたらすぐにお金を貸してしまうところもダメンズウォーカーの女性の特徴になります。困ったら彼女に助けてもらえば良いと一度思わせたら、彼はダメンズまっしぐらになる恐れがあるので注意しましょう。相手を依存させないのも彼に対する優しさの一つです。
「○○なところがカッコ良い」と具体的に褒める
甘えてばかりのダメンズを頼れる男性にまで育てたいなら、具体的に自分好みのポイントを褒めるのも効果的です。どんなダメ男もストレートに褒められれば嬉しいですし、「もっと褒められよう」とがんばる可能性もあります。「こういうところが好き」とアピールすることで、自分好みの男性に近づいてくれるかもしれません。
ダメンズウォーカーは卒業！彼をダメンズにしない工夫も大切に
ダメンズは女性からモテやすい特徴もありますが、本性はだらしなく、女性を大切にしないダメ男に過ぎません。あなたの人生を幸せにはしてくれないうえに、貴重な時間やお金も無駄に使うことになります。
男性と親密になるときにはダメンズではないかきちんと見極め、より幸せな関係性を構築できる相手とお付き合いしましょう。女性側がダメンズを育ててしまっているダメンズウォーカーである可能性もあるため、自分で彼氏をダメにしないよう注意も必要です。
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