
彼氏と別れるか迷ったとき、今すぐ別れ話をするべきか、もう少し関係を続けるのかをどのように見極めますか?別れはカップルのどちらにとってもエネルギーを使うものですし、別れてしまえば引き返せないため、決断までには悩むことも多いでしょう。これまでどおりの愛情を持てなくなるきっかけがあった人でさえ、本当に別れるべきか迷うこともあります。
また、二人のために別れた方がいい場合でも、どのように話を切り出したら良いのでしょうか。なかには彼氏を傷つけることを恐れて、ズルズルと別れを引きのばしてしまう方もいます。もし、できるだけ彼を傷つけない別れ話の仕方があれば知りたいと考えている方は多いはずです。
この記事では、カップルの別れ時の見分け方と上手な別れ方を解説しています。別れはつらいものですが、合わないとわかっているのに関係を続けるのも二人にとって幸せなこととは言えません。別れを決めたら、適切なタイミングにできるだけ恋人を傷つけない方法でけじめをつけましょう。
彼氏と別れるか悩む…別れたい理由は?


彼氏と別れるかどうか悩むときには、必ず何かしらの理由があるはずです。別れたいと考えようになった理由を見つめ直すと、本当に別れた方がいいのか、別れの前に確認すべきことはないかが見えてきます。ここでは彼氏との別れを考える主な理由を見てみましょう。相手に原因があるケースもありますし、付き合っているうちに自然と彼氏との別れ時を感じるようになるケースもあります。
浮気・裏切り

彼氏の浮気や裏切り行為は、女性が別れを考えるきっかけになります。ほかの女性と彼氏がデートした、エッチをしたといった明らかな浮気だけでなく、マッチングアプリを使っていた、元カノと連絡をとっていたなどの浮気未遂も別れのきっかけになり得る要因です。彼女に黙ってこっそりと女性が接客するお店に行っていたことを裏切りと考える方もいるでしょう。
こうしたほかの異性との接触は、彼女にとっては悲しい出来事であり、軽い接触や未遂でも許しがたいと感じることもあります。また、浮気は繰り返されるともよく言うため、将来の幸せのために別れを考えても不思議なことではありません。
マンネリ

マンネリも、カップルの別れの原因になります。付き合い始めは何もかもが新鮮で楽しく、ドキドキも大きくなりますが、時間の経過とともに新鮮さは減っていくのが自然でしょう。そうしてカップルの間には信頼や親愛の情などが育ちますが、場合によっては刺激がない関係に飽きてしまうこともあります。
安定した関係と言えば聞こえはいいですが、刺激が欲しいカップルにとっては物足りなさを感じるかもしれません。嫌いではないもののドキドキがない関係に冷めていき、別れの文字がよぎってしまいます。
価値観の違い

ある程度の期間を一緒に過ごすと、カップルはお互いの価値観や考え方について理解していきます。そこで決定的な価値観の違いを感じた場合、カップル間でも別れることを考え始めるでしょう。
価値観が全く同じという人はなかなかいないため、恋人同士はお互いに少しずつ歩み寄って、居心地の良い関係を作っていくものです。しかし、あまりにも大きな差があると歩み寄りも難しくなるでしょう。価値観の違いからどちらかが不満を抱えたり言い争いが増えたりして、「自分たちは合わない」と別れを考え始めます。
今の彼氏と別れるべき?別れることのメリット・デメリット

今の彼氏と関係を続けていくべきか迷ったら、別れることのメリット・デメリットをそれぞれ比較して考えてみましょう。カップルの別れは、お互いの人生において決して小さな出来事ではありません。また、一度別れたら二度と戻れないこともあるため、慎重になるのも当然のことです。今あるものを手放すリスクや失うものの大きさと、それによって得られる新しい楽しみについて目を向けて、冷静に検討しましょう。
彼氏と別れるメリット

彼氏と別れるメリットは、一旦恋愛や彼氏への悩みから解放され、精神的にリセットできることです。恋愛のことで頭がいっぱいになっている場合、その状態から解放され、心もプライベートな時間も自分だけのものにできます。彼氏といる時間に悲しい思いや苦い思いをすることが多かった人は、本当に幸せな恋を見つけるための一歩が踏み出せそうです。付き合う前に戻って趣味に使う時間や仕事を充実させたり、友人と過ごす時間を増やしたりするのも良いでしょう。
彼氏と別れるデメリット

彼氏と別れるデメリットには、彼氏自身や彼氏と過ごす時間を失うことによる喪失感、別れのつらさがあります。カップルが一緒にいた時間が長ければ長いほど喪失感が残るものです。また、別れる瞬間はお互い少なからずダメージを負うことになるでしょう。別れ話の進み方によっては、相手の至らなさや落ち度を責め合う場面もあるかもしれません。
また、別れ時を間違えた場合、その決断自体を後悔することも考えられます。後悔が深いと、いつまでも別れを選んだ自分を責めたり、次の恋に進めなくなったりする可能性もあるでしょう。
恋人と別れ時のタイミングは?別れるのにOK・NGなタイミング

彼氏と別れることを選んだら、次は別れ時のタイミングを慎重に判断する必要があります。別れのタイミングを見誤ると、その後しばらくは彼のことを引きずる状態にもなりかねません。「今はまだ別れを選ばない方がいい?」「今別れた方が幸せになれる?」など迷うことも多いため、客観的な判断の目安があると安心できます。別れるのに良いタイミング、悪いタイミングの判断基準をチェックしてみましょう。
新しい恋へ踏み出す、別れ時なタイミング
別れた方がいいだろうと判断できるタイミングとしては、以下のような例があります。このように感じることが多くなってきたら、決断のときかもしれません。
相手に触れたくない、触れられるのが嫌と思ったとき
- 接触に抵抗を感じ始めるのは、いわゆる「生理的に受け付けない」状態になりつつあるということでしょう。スキンシップが不快では交際自体が難しく、無理して付き合い続けてもお互いに気の毒な状態になりそうです。
会うのが楽しみでなくなったとき
- 会いたいと思う気持ちがなくなると、デートの必要性も感じにくく、次第にお付き合いが楽しくなくなっていくでしょう。
嫌な部分を受け入れられなくなったとき
- 彼を好きでいる間は相手の気になる部分も許して受け入れたり、話し合いで解決したりできるものです。それができなくなったのは、彼への気持ちが薄れてしまったせいかもしれません。
彼氏がモラハラ、DV気質になってきた
- 相手が以前とは変貌してしまった場合も、別れ時と言えるでしょう。彼氏がモラハラやDVをするようになると自分の心身に危険が及ぶ恐れもあるため、できる限り早い段階での決断が必要となります。
ちょっと待って!まだ解決できるNGな別れ時
別れが頭によぎったとしても、決断するには少し早すぎるケースもあります。もしかしたら状況を改善して別れを回避できるかもしれないため、自分の選択を後悔しないように冷静に判断しましょう。
デートがマンネリしてきた
- デートのマンネリは、プランの見直しで改善できることもあります。いつも家デート、しばらく遠出をしていないという場合、別れはまだ早いかもしれません。
ほかに好きな人ができた
- 同じ職場などに魅力的な異性がいると、その新鮮さに惹かれてしまうこともあるでしょう。そんなときこそ彼氏とデートをして、存在の大きさを見つめ直すことが大切です。
話し合いはまだしていないけど不満が溜まってきた
- 彼にはまだ何も不満を伝えていないのに、いきなり別れたい気持ちを爆発させるのは早計と言えそうです。一時の感情や勢いで別れようとしていないか一旦冷静になる必要があります。
相手に「かわいい」「好き」と言われなくなった
- 付き合いが長くなるほど男性は「言わなくても伝わっているだろう」と考えがちです。自信をなくす必要はないため、ストレートに「もっとかわいいって言ってほしい」と伝えるなど、自分から積極的にアピールしてみましょう。
別れると決断する前に確認しておきたいこと


別れは、これまで築いてきた彼氏との関係を終わらせ、カップルを別々の道へと進ませます。一度別れたらもう引き返せないことも多く、万が一後悔しても取り返しはつかないかもしれません。そのため、別れると決断するときには今一度「この別れが二人にとって正解なのか」を自分に問いかけることをおすすめします。別れを決断する前に、以下4つのことを振り返って確認しておきましょう。
彼氏と本音で話し合ったことがあるか
別れを決めるにあたっては、さまざまなきっかけがあるはずですが、それについて彼氏と本音で話し合ったことはあるでしょうか?相手の嫌な面や価値観の違いなどがカップルの心を遠ざけることはあっても、内容によっては話し合いで解決できる場合もあります。相手が会うことを拒否しているなど話し合いの余地がないときは仕方ないものの、そうでないなら一度話し合いの場を持つのがベターです。
一度も話し合わずに別れを選んだ場合、あとから「話し合えば解決できたかもしれない」と後悔するかもしれません。言い争いになることもありますが、本音を出し合った末にカップルの距離が縮まる可能性もあります。相互理解ができるかどうかわからないうちに、自分だけで結論を出してしまうのは早まりすぎと言えるでしょう。
別れたい理由が自分本位のものでないか
別れるきっかけとして「どうしても受け入れられない部分がある」など、正当な理由があるかどうか考えることも大切です。特に「彼が~してくれないから」など、一方的な理由で別れようとしている方は少し立ち止まってみましょう。
どんなに素敵な男性だったとしても、いつでも彼女の思いどおりになるわけではありません。お付き合いはギブアンドテイクの関係性であり、むしろ「自分が相手にしてあげたい」という気持ちがあってこそ円満に進められるものです。いつも受け身の姿勢で、自分都合な不満をぶつけてしまうと、本当に相性の良い彼氏を失うことになりかねません。
彼と結婚する未来を想像できるか
別れたいけれど決断が難しいときには、彼との未来を想像できるかどうかで判断するのも良いでしょう。彼と結婚して一緒に子育てをしている自分、彼と二人で年老いて穏やかな老後を過ごしている自分などを思い描いてみてください。これらを幸せ、安心感があると思えない場合、彼とこのまま付き合いを続けるのは難しいのかもしれません。
幸せな将来を思い描けないのは、相手への不満や嫌な部分が、彼と歩む人生に影を落とすであろうことを心のどこかで予想しているからでしょう。深層心理が警鐘を鳴らしている可能性もあります。
親しい友人や年上の先輩に相談したか
第三者の意見を聞くことで、より冷静に別れ時を判断できることもあります。親しい友人や年上の先輩など、心を許せて信頼できる相手を選んで二人の状態を話してみましょう。
別れの原因が自分勝手ではないか、まだ改善できることはないかなど、客観的に見てもらうことができそうです。また、彼のことをよく知らない人に対して彼の説明をすることで、自分自身が客観視できることもあります。
別れを切り出すときの注意点は?

別れ際が後味の悪いものになると、お互いにしこりが残ったり、心の傷を長く引きずったりすることもあります。つらくない別れは少ないものですが、できるだけダメージを小さく収めるために、別れを切り出すときの注意点を紹介します。
友達に戻ろうとは言わない
ズルズルと関係が続くのを避けるためにも、「友達に戻ろう」と言って別れるのはあまりおすすめできません。もともと仲のいい友人同士で、本当に友達に戻れる場合もあるかもしれませんが、なかには「友達だから」と近付きつつ復縁を狙う人もいます。きっちりと関係を終わらせて前に進むためには、お互いにつけ入る余地を作らない方が良いでしょう。
本当に友達に戻れる二人であれば、何も言わずとも、きっとある程度の期間を経て自然に友達として向き合える日が来るはずです。
相手を責めずに自分が悪者になる
別れるときに相手を責めると、後味の悪い幕引きになってしまうのは想像に容易いはずです。特に、人格否定は彼にとって恋愛のトラウマを残す可能性もあります。別れを告げるときは、相手を責めるより少なくとも自分が悪者になった方が良いでしょう。極端に自分を卑下する必要はありませんが、相手ばかりに非があるような言い方はしない方が賢明です。
自然消滅はお互いにしこりが残るので避ける
いきなり連絡を絶ったり何も言わずに引っ越したりして自然消滅を狙うのは、一番しこりが残りやすい別れ方です。関係が終わったのかどうかわからずに、相手を長い間悩ませ、待たせることになります。次に会ったときもお互い気まずくなりますし、「ずるい」「自分勝手」と恨まれるかもしれません。
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彼氏を最大限傷つけない上手な別れ方

恋人と別れるとき、相手を全く傷つけないことは難しいでしょう。しかし、短くない時間を一緒に過ごしてきた相手だからこそ、できるだけ傷つけないように終わらせたいと思うかもしれません。ここでは、彼氏を最大限傷つけない上手な別れ方を紹介します。自分にとってやりやすい方法を取り入れてみましょう。
別れ話はLINEやメールより直接会って話す
恋人との別れ話は、できるだけ直接会って話すのが理想的です。LINEやメールで別れを告げることを失礼と感じる方もいますし、文章では細かいニュアンスが伝わりにくく誤解される可能性もあります。別れ話はそもそも相手を傷つけやすくトラブルに発展しやすいため、できるだけ自分の言葉が正確に伝わる方法を選ぶと良いでしょう。逆上されるリスクなど、相手との一対一が不安なときは電話で話し合う手もあります。
今までの感謝を伝える
別れを告げるときにこれまでの感謝も一緒に伝えると、相手の傷を最小限に抑えられそうです。もちろん嫌なことや不満があって別れを選びますが、良いことや楽しかった思い出もあったはず。別れの原因はともかく、これまでしてくれたことに対しては感謝しつつお別れをしたいものです。
納得いくまで話し合う
相手をできる限り傷つけることなく別れるには、二人が納得いくまで話し合うことも大切です。何も言わずに去った方が相手を傷つけないような気もしますが、別れの理由を知らされないまま連絡が途絶えてしまうと、彼も気持ちの切り替えができません。きちんと別れを考えた原因を告げて、歩み寄れないか十分に話し合ったうえで別れた方が、相手も心残りが少なく納得しやすいでしょう。
その際、口げんかにならないためにも一方的に責めたり悪態をついたりするのは避けたいところです。相手の言い分も聞き、「ここが自分とは合わなかった」「受け入れられない」など言い方を選びながら冷静に伝えてみてください。
別れる前に最後のデートをする
カップルの関係性や別れる原因によっては、最後のデートをするのも一案です。お互いにこれで終わりと踏ん切りがつけられ、明日からまた前を向いて歩いていけるでしょう。思い出の場所を巡ったり、ゆっくりと語り合ったりすることで、やり直せる可能性があるかどうか自分の気持ちと向き合うこともできます。
ただし、別れる前のエッチはおすすめしません。特に女性側には妊娠リスクがありますし、なし崩しにセフレ化してしまうリスクもあります。「最後に一度だけ」とせがまれても、そのときはきちんと断りましょう。
別れるタイミングや方法は慎重に選んで

恋人との別れが頭をよぎったときには、本当に別れが最善の選択なのか、まず自分の気持ちをしっかりと確認することが大切です。一度別れるとやり直しは難しくなるため、冷静かつ客観的に愛情が冷めるきっかけとなった原因を見つめ直しましょう。別れのタイミングを見誤ってしまった場合、後悔したり元の関係を引きずったりしてしまうかもしれません。
それでも決意が固まったなら、最大限相手の気持ちに配慮して別れを伝えるのがベターです。しこりを残さないためにも腹を割って話し合い、お互いに納得したうえで別れを選べると良いでしょう。
なお現在、彼と同棲中の方は下記記事も参考にしてみてください。同棲解消すると別れることになるのかなど、気になる悩みに対して回答をまとめてあります。
また、同棲を解消せずに彼との関係を改善する方法も紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。